フリースタイルの基本テクニックともいえるネイルディレイは、その名の通り爪で行います。指の肌の部分がディスクに触れると、たちまち回転が止まってしまうので、神経を使います。そんなときに役に立つのが付け爪。ディスクと指の間に十分なクリアランスを得ることができます。また、自爪の保護にも役立ちます。
センターでのディレイを練習している段階では自爪でも事足りますが、リムまで使い始めようとしたときに、きっと欲しくなってくるのではないかと思います(元々の自爪の大きさなどにもよりますが)。これをつけることによって、技の幅がグンと広がるはずです。
まずは、両手の人差し指用に2枚用意してみると良いでしょう。たまに薬指にも付けてる上級者もいます。中指はティップに使うので空けておきましょう。
なお、自爪の健康のため、遊んだ後はつけっぱなしにせずに、なるべく速やかに外すのが良いかと思います。邪魔ですし。
フリスタ用付け爪を手作りする場合の、代表的な一例。簡単です。
以上、慣れればものの5分で1枚できます。
どのくらいの大きさが適当なのかは、人によってまちまちなので、使いながら自分なりの大きさを決めていきましょう。
このように市販の付け爪を利用するほかにも、アロンアルファの黄色いプラスチックケースから切り出す(カーブが合うらしい)、硬い木端(柿とか)から削り出す、衣服のボタンを加工するなど、様々なこだわりに基づいて独自の爪を作る人もいます。オリジナルの付け爪を作ってみるのも面白いかも。
また、工作が面倒とか、どうしても苦手という場合は、フリスタ専用の爪も市販されてます。そちらをチェックしてみてください。ただし、やや高価(数百円)かつ流通も少ないです。
基本的に、接着剤で自爪にくっつけます。プレイ中の衝撃力が案外あり、外れてしまうことがあるので、接着力の強いものが良いです。そんな接着剤選びにもいくつかの流派があるようなので、好みによって選びましょう。
どんなに接着力が強くても、遊んでる最中にポロっと外れてしまうことがどうしてもあります。そんな時のために、さらにテーピング用のテープを指先に巻く人もよくいます。これは、外れた時の紛失防止のため。
自爪にかかる負担が気になる場合は、予めベースコートを塗るなどしてもいいかもしれません。はがす際にキューティクルを持って行かれずに済むようです。前述のグルーオフと併用することで、外すのも一層楽になります。
© 2000-2011 Spins
spins@tokyo.email.ne.jp